開発をもっと楽にするNAgileの基本思想 伝わるコミュニケーションとは ―アジャイル開発ではドキュメントを書かないって本当? Part II―

FujiwoさんによるNAgile記事が公開されています。内容は前回に引き続きコミュニケーションについて。

開発をもっと楽にするNAgileの基本思想 伝わるコミュニケーションとは ―アジャイル開発ではドキュメントを書かないって本当? Part II―

#あとで書いた。

いつもながらFujiwoさんの表現力には感心する。読者を引き込む文章を書く才能には目を見張るものがある。

全体としてアジャイルに関する誤解をきっぱりと打ち消しているあたりが流石。守・破・離に始まって仕様書の精度を例に暗黙知形式知について語り、さらにわかりやすい例でブロードバンド・コミュニケーションの説明へと繋げている。さらに英語のソースと日本語多用のソースを比較して和のコミュニケーションという形でブロードバンド・コミュニケーションの理解を深められる構成になっている。

#私はよく英語の曲を聴いているときに、日本語の曲を聴いているときの自分の感覚と比較して、あっちの人は言葉の持つ表現力を肌で感じながらこの曲を聴いているんだろうな、私もそうなれればこの曲をもっと好きになれるだろうななどと思ったりする。意味がきちんと伝わるってすごく重要。

そして最後は次のような5つのポイントで創造的コミュニケーションについて語って締めている。

  1. プッシュ型のコミュニケーション
  2. コミュニケーションにコミットする
  3. 相手の立場で伝える
  4. オープンかつ正直なコミュニケーション(Open, honest Communication)
  5. 互いに成長する

とてもよく練られた構成で、わかりやすく伝えるために費やした努力を感じる記事だ。そう、この記事自体がブロードバンド・コミュニケーションなのである。